お知らせ: セキュアシステム研究部門は、2015年4月1日に改組・統合され、情報技術研究部門になりました。
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磯部研究員、WOCS 2012 にて最優秀賞を受賞

2012年9月27〜28日に東京で開催された第10回クリティカルソフトウェアワークショップ において、産総研 セキュアシステム研究部門 高信頼ソフトウェア研究グループの 磯部祥尚 研究員による一般講演発表「並行システム解析支援ツール 〜協調動作の可視化〜」が、同ワークショップの最優秀賞を受賞しました。

クリティカルソフトウェアワークショップは、(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)情報・計算工学センターと(独)情報処理推進機構(IPA)技術本部ソフトウェア・エンジニアリング・センターが主催するワークショップで、産業・消費者機械などに搭載される極めて信頼性が重要なソフトウェアを開発・運用・メンテナンスするための技術を産学官連携して議論してゆく研究交流の場として10回目の開催となります。最優秀賞は、一般講演の2セッション(プロセス;手法・ツール)それぞれの発表から1件ずつ選定され、会場において受賞が発表されたものです。

磯部研究員の講演発表「並行システム解析支援ツール 〜協調動作の可視化〜」は、かねてよりセキュアシステム研究部門とその前身で開発している並行システムの設計・解析支援技術 CONPASUについて、その概要と実際のソフトウェア開発工程への応用の可能性について議論したもので、磯部 祥尚・大岩 寛(同研究グループ長)・高橋 孝一(同研究部門制御システムセキュリティ研究グループ主任研究員)・田中 純(イノベーション推進本部ベンチャー開発部スタートアップ・アドバイザー)の共同研究プロジェクトによる研究成果となります。

高信頼ソフトウェア研究グループでは引き続き、CONPASU ツールの完成を目指した研究を続けてゆくとともに、他の研究技術とともに実際のセキュアシステムの開発現場に技術を展開し、産業界におけるソフトウェア品質の向上と開発コストの削減・効率化に貢献してゆきます。