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堀研究員他、DICOMO2012 にて優秀論文賞ならびに優秀プレゼンテーション賞を受賞

2012年7月4~6日に加賀市で開催されたマルチメディア、分散、協調とモバイルシンポジウム (DICOMO2012) (情報処理学会 コンピュータセキュリティ研究会他9研究会共催) において,産総研 セキュアシステム研究部門 制御システム研究グループ の 堀洋平 研究員らの研究発表「45nm プロセスFPGA上のPhysical Unclonable Functionの特性評価」が,優秀論文賞および優秀プレゼンテーション賞を受賞しました。

この研究は,堀研究員,同研究グループ 片下敏宏 研究員,姜玄浩 産総研特別研究員,および ナノエレクトロニクス研究部門 3D集積システムグループ 佐藤証 主任研究員 による共同研究発表で,近年問題となっている半導体チップの模倣品対策として注目される PUF (Physical Unclonable Function, 物理複製不可能回路) を,45nm プロセステクノロジのFPGA上で性能評価したものです。今回の研究では,産総研で開発したSASEBO-W上に,2本のセレクタチェインの遅延差を利用してデバイス固有のIDを出力するアービタPUF (Arbiter PUF) を実装しました。PUFの安定性やユニーク性等の性能を独自の評価手法を用いて定量的に評価し,既存の65nmプロセス上のPUFに対する優位点と問題点を明らかにしました。