姜特別研究員他 IEEE GCCE 2012 Excellent Papers Award 受賞
2012年10月2〜5日に幕張にて開催された The 1st IEEE Global Conference on Consumer Electronics (IEEE GCCE 2012) にて、産総研 セキュアシステム研究部門 制御システムセキュリティ研究グループ の 姜 玄浩 産総研特別研究員らによる、研究発表「Performance Evaluation of the First Commercial PUF-embedded RFID」が、Excellent Paper Award (2nd Prize) を受賞しました。
この研究は姜特別研究員、同研究グループ 堀 洋平 研究員、ナノエレクトロニクス研究部門 3D集積システムグループ 佐藤 証 主任研究員 による共同研究発表で、近年問題となっている半導体チップ模造品などの対策として注目されている、PUF (Physical Unclonable Function, 物理的複製不可能回路) の評価に関する研究です。PUF は半導体の製造時の特性などを利用して物理的に複製が困難な回路を生成し、模造品と正規品の識別などに用いるものです。現在は一部で既に産業応用が始まっていて、RFID tagのような形での製品化も進められています。今回の研究発表では市販されている民間の製品について、これまで産総研で提案してきた解析評価手法などによる評価を行い、非常に安定性がいいことを提示しました。