お知らせ: セキュアシステム研究部門は、2015年4月1日に改組・統合され、情報技術研究部門になりました。
以下のページ内容は、原則として2015年3月31日現在の内容となります。

産総研オープンラボ一般講演会「産総研の「安全・安心分野」研究」

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セキュアシステム研究部門、安全科学研究部門、それぞれの研究に関連する産業界の関係者に、産総研での異なる分野の安全研究への取り組みを発信し、連携の可能性を相互で検討する機会とする。それにより、産業界への寄与の方向を探り、新たな人材の発掘への貢献も期待する。

開催日時  2013年11月1日(金) 10:00-12:00

会場  西会場/TIA-nanoホール(定員 100名)

オープンラボの参加登録や会場案内はhttp://www.aist-openlab.jp/をご覧下さい。

プログラム

特別講演1 10:00-10:20ichimura.jpg
「安全・安心な社会の構築を目指して」
産総研 副理事長 一村信吾
概要 安全・安心な社会を構築するためには、セキュリティー技術、人為災害対策技術、自然災害対策技術など、多面的に取り組まなければなりません。産総研の総合性を活かしてこれらに取り組んでいる研究の概要を紹介します。
講演1   10:20-10:35yoiwa-201211-200.jpg
「システムのディペンダビリティ」
セキュアシステム研究部門 システムライフサイクル研究グループ長 大岩 寛
概要 計算機ソフトウェアの信頼性は、今や家電や自動車など、一般消費者の手に届く範囲の装置にとっても、安全性の要となってきている。ソフトウェアシステム構築のプロセス全体を通じて安全性や信頼性の確保を目指す、産総研の研究の取り組みについて紹介する。
講演2   10:35-10:50nakatakao-200.jpg
「ヒューマンエラー対策の勘所」
セキュアシステム研究部門 セキュアサービス研究グループ主任研究員 中田 亨
概要 事故の最大の原因と言われる人為ミス。人間は間違えるものですが、その対策は難しく「ゲリラ戦」とさえ称されます。どうすれば防ぐことができるのでしょうか。企業と産総研との共同研究の成果事例を挙げつつ、ヒューマンエラー対策の理論と実践をご紹介します。
OpenLab2013Nakata.pdf
休憩 10:50-10:55
特別講演2 10:55-11:25mochi-200.jpg
「子どもを事故から守るキッズデザイン」
デジタルヒューマン工学研究センター長 持丸正明
概要 日常生活で起きている重篤な子どもの事故を繰り返さないための研究を進めています。事故・傷害の情報を収集して関係性をモデル化する研究、重篤な事故の状況を人体モデルでシミュレーションして原因を究明し、対策を検討する研究、それらの知見を生かした安全な製品設計ーキッズデザインの取り組みを紹介します。
講演3 11:25-11:40wada-200.jpg
「産業保安と事故分析」
安全科学研究部門 爆発利用・産業保安研究グループ長 和田有司
概要 2011年から2012年にかけて大きな化学事故が続いて起きました。いずれもトラブル発生による緊急停止時や定期修理後の再稼働時といった非定常作業中の事故でした。このような事故を防止し,産業保安に役立てることを目的として運営,公開している事故事例データベースと現場の安全意識の向上にも活用できる事故分析手法をご紹介します。
講演4 11:40-12:00kishimoto-200.jpg
「マルチプルリスク社会における化学物質リスク評価」
安全科学研究部門 持続可能性ガバナンスグループ長 岸本充生
概要 化学物質の安全性を確保するためのリスク評価の手法について、従来型の個別物質の評価の方法と、多数のリスクに囲まれた「マルチプルリスク社会」に適したリスク評価のあり方を紹介する。また、安全に対する社会のとらえ方が大きく変わる中で、新規材料や新規技術のイノベーションにおけるリスク評価の役割について展望する。

オープンラボでの安全・安心に関する展示情報

環境問題対策(西会場)

C2-15 ナノ材料のイノベーションを支えるリスク評価技術(安全科学研究部門)

C2-16 化学物質からの暴露とリスクを知るための各種ソフトウェア(安全科学研究部門)

C2-17 化学物質代替の意思決定を支えるリスクトレードオフ評価技術(安全科学研究部門)

C2-18 化学物質の生態リスク評価の普及と評価の効率化・標準化を支援するソフトウエア:AIST-MeRAM (安全科学研究部門)

C2-19 地震・津波および原発事故等の低頻度大規模災害へ最適対応するための、次世代リスク評価シミュレーション技術の構築(安全科学研究部門)

C2-20 新規社会システム評価手法の開発−新規技術導入による社会変化をどう予測する?−(安全科学研究部門)

C2-21 水素等の輸送貯蔵における安全ガイドラインの提案(安全科学研究部門)

C2-22 リレーショナル化学災害データベース(安全科学研究部門)

C2-27 光合成生物素子を利用した毒物センサの開発 ラボ見学あり (環境管理技術研究部門)

C2-28 ヒト細胞を用いた環境中有害物質の迅速検出デバイスの開発 ラボ見学あり (環境管理技術研究部門)

C2-29 化学物質の生体影響評価に資する発光可視化技術(環境管理技術研究部門)

健康と医療(第6会場)

D1-54 医療機器ガイドラインが推進する医療機器分野の産業競争力強化(ヒューマンライフテクノロジー研究部門)

ロボットとIT(第2会場)

D2-01 生活支援ロボット安全検証センター(知能システム研究部門)

D2-05 模擬降雪装置による屋外ビジョン安全センサの性能評価(知能システム研究部門)

D2-25 DhaibaWorks: 製品設計のための身体機能シミュレータ(デジタルヒューマン工学研究センター)

D2-28 バリアフリーセキュリティ技術(セキュアシステム研究部門)

D2-29 マルウェア感染下でも安全にネット取引を確認できる技術(セキュアシステム研究部門)

D2-30 ソフトウェアの形式検証(セキュアシステム研究部門)

D2-31 高信頼並行ソフトウェア開発支援 〜 CSPモデルベース開発の普及を目指して 〜(セキュアシステム研究部門)

D2-32 盗聴やフィッシング詐欺などを防御する認証技術の開発と国際標準化(セキュアシステム研究部門)

D2-33 情報漏えいなどに耐性のある認証・鍵管理とクラウドへの応用(セキュアシステム研究部門)

D2-34 データベースの秘匿検索技術の開発(セキュアシステム研究部門 他)

D2-35 重要インフラの乗っ取り/遠隔不正操作対策(セキュアシステム研究部門)

D2-36 ハードウェアの安全性評価技術と偽造防止技術 ラボ見学あり (セキュアシステム研究部門)

IT(第2会場)

E1-01 コンクリート構造物の打音検査のIT化(情報技術研究部門)

E1-02 画像認識技術による医療診断支援(情報技術研究部門)

E1-05 GEO Gridを活用したデータベース連携による放射線モニタリング(情報技術研究部門)

E1-14 生活デザイン支援のための生活機能データベース(デジタルヒューマン工学研究センター)

ものづくり(東会場)

E2-13 安全安心を支える劣化損傷評価技術 ラボ見学あり (先進製造プロセス研究部門)

計量標準と生産現場計測(第1会場)

F1-11 社会の安全・安心を支える振動・衝撃加速度標準 ラボ見学あり (計測標準研究部門)

F1-25 安全安心のための中性子標準開発〜作業環境場の中性子線量評価〜 ラボ見学あり (計測標準研究部門)

F1-28 環境・食品の安全を支える標準物質と分析技術 ラボ見学あり (計測標準研究部門)

F1-30 食品・環境分析の信頼性確保に資する有機標準物質 ラボ見学あり (計測標準研究部門)

地質(第7会場)

F3-01 活断層データベース ラボ見学あり (活断層・地震研究センター)

F3-04 南海トラフの巨大地震の予測 (活断層・地震研究センター)

F3-06 構造物の形状の影響を考慮した家具の地震応答シミュレーション (活断層・地震研究センター)

F3-23 低コスト・低環境負荷型土壌汚染調査・対策技術 (地圏資源環境研究部門)

F3-24 重金属類土壌汚染調査評価及びリスク低減方策に関する技術開発 (圏資源環境研究部門)

F3-26 地下可視化技術・原位置計測技術による防災・環境保全へのアプローチ(地圏資源環境研究部門)

F3-36 地層処分研究:原発からの放射性廃棄物を安全に処分するために(地圏資源環境研究部門)